銀座コーチングスクール四国校代表、発達支援コーチトレーナーなどをされている山本カオル先生を講師にお招きし、発達支援コーチング研修(職員研修)を行いました。
山本先生は、高松市で放課後デイサービスセンター・チャイルドハートの運営もされており、日々の経験を踏まえて分かりやすくお話をして下さいました。
発達支援コーチングは、原始反射の保持(残存)に関係する生きづらさや発達の凸凹を遊びの中で統合していくプログラムです。
原始反射は、受胎後5週間から生後2歳頃に現れる反射です。
「生き残ること」「将来に向けての発達の土台をつくること」のために必要な反射ですが、必要な時期を過ぎても残存(その動きが活性化した状態)していると、運動や学習、コミュニケーションなどの困難さにつながる場合があります。
「遊び」によって、原始反射を統合することで、子育ての「お困り感」を少なくし、発達・成長を助けることができるそうです。
私達も実際に体験してみました。
全員にモロー反射が残っていたのですが、遊びを体験すると体が動かしやすく軽くなりました。
原始反射を統合する事は、発達の土台を強固にすることにつながります。発達の土台がしっかりできていないと、学問やコミュニケーションなどの上位の発達は進みません。
「遊びきること」「やりきること」が次の反射につながります。
今日の研修で学んだことを日々の保育に活かし、園でもしっかり体を動かして遊びきりたいと思います。
土曜の朝ということもあり、両園で18名の職員が参加しました。後半は、実際に体を動かすなかでの学びで、楽しい雰囲気のもと、思う存分に活動した職員の笑顔あふれる研修となりました。
山本先生、このような研修の機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。